先日東京へ行った際に
銀座のポーラミュージアムアネックスで行われている
「祝いのよそほい」という展示会へ足を運びました。
「化粧・女性・美意識」をキーワードに化粧文化を研究している
ポーラ文化研究所の40周年記念展となるこの展示会では
「嫁入り」「元服」「晴れ着」「吉祥文様」の4つのテーマに沿って
「和」の晴れ姿が展示されています(「祝いのよそほい」あいさつ 参照)。
展示されている作品も
浮世絵など絵画資料だけでなく、
香箱、振袖、化粧道具などといった実際に使用されていたものまで
幅広く展示されていました。
私は特に「晴れ着」「吉祥文様」について興味があり
作品解説を読み合わせながらじっくり観ていたのですが
その中でも特に心に残った作品を少しだけご紹介したいと思います。
画像が斜めになってしまってすみません!
これは吉祥文様のコーナーにあった
歌川豊国作「亀戸初卯祭」という作品です。
既婚者だろう、とのことです。
着物の裾に注目してみると
留袖だということがわかります。
着物も全体的に渋めの色合いで
落ち着いた雰囲気が漂います。
こちらの女性は振袖を着ていることから
未婚女性だと考えられます。
先ほどの女性と比べてみると
着物の柄も華やかで明るいですね。
またよく見ると「よきことをきく」という
文字が隠されているようです。
こちらの女性は芸者だろうとのことでした。
よくよく見てみると
履物がぽっくりであることが分かります。
一つの絵の中にも
色んな意味や要素が盛り込まれていて
とても興味深いなあとしみじみしてしまいました。
また、実際に使用されていた振袖も展示されていました。
これがまた見事で、思わず見惚れてしまいました。。。
これは「萌黄縮緬地梅桜菊唐扇模様振袖」という
幕末から明治時代にかけての振袖だそうです。
拡大してみると縮緬のとても豊かな表情の中に
丁寧な刺繍が施されていることが分かります。
色の組み合わせが補色同士であるのにも関わらず、
とても上品に見えて本当に素てきです。。。
こちらは打掛です。
「白綸子地松竹梅鶴亀模様打掛」というものだそうです。
白地に鮮やかな動物や植物たちが刺繍してあります。
よくよく見ると、白地にも文様が描かれています!
絞りも施されていて、本当に手の込んだすてきな作品でした。
大学に入り、専門であるテキスタイルを
漆や陶芸、金属など工芸作品が溢れる側で学べるようになってから、
今まではあまり関心が無かった日本古来のものの良さを
やっと心からすてきだなあと思えるようになれたかなと感じます。
しかもこんなに素晴らしい内容で無料とは…!!!
学生にとっては非常にありがたやです(>_<)
「祝いのよそほい」展は銀座のポーラミュージアムアネックスにて
2月21日㈰まで開催しております。
あと1週間弱の開催となりますが、
お近くに住んでいらっしゃる方は是非是非。
